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妙法寺丸亀さくら想苑の特徴

丸亀城下、与謝蕪村ゆかりの
妙法寺に見守られて、
安寧な日々を重ねていく。

与謝蕪村が明和3(1766)年秋から
同5(1768)年の夏にかけて讃岐国(香川県)を訪れ、
妙法寺に滞在して絵を残したことから、
妙法寺は別名「蕪村寺・ぶそんでら」といわれています。
与謝蕪村の讃岐時代の代表作で、
国の重要文化財に指定されている、
「蘇鉄図」「寿老人図」「竹図」「寒山拾得図」を拝観できます。

与謝蕪村が逗留し、残した絵

明和3(1766)年から明和5年(1768)年の間に数回にわたって俳人画家・与謝蕪村(1716〜1783年)が讃岐に訪れ、蕪村の俳句仲間で妙法寺の檀家であった菅暮牛家(琴平・金川屋)や富山家(高松・三倉屋)などにお世話になりながら、主に画業にいそしみました。 妙法寺には、逗留した際に揮毫した大作「蘇鉄図」をはじめとする六作品が残っています。

蘇鉄図

庭にある蘇鉄の様を描いた蕪村の讃岐時代の代表作であり、その優れた技量と観察眼が反映されています。明快な構図の中にある筆墨と力強い筆さばきに気魄が感じられる本作は、かつて旧本堂の襖絵として当山を見守った後、文久2(1862)年に屏風へ改装され、現在に至ります。

寒山拾得図かんざんじっとくず

縦197cmの襖四面、日本最大級の「寒山拾得図」の襖絵と考えられ、讃岐時代の大作ながら画集や図録への掲載がほぼない貴重な作品です。寒山と拾得は中国唐代の僧で、天台山国清寺の豊干の弟子。寒山が文殊菩薩の、拾得が普賢菩薩の化身と称され、2人の自由奔放かつ奇抜な言動は『寒山詩集』に伝えられています。

寿老人図

七福神の一人としてお馴染みの寿老人。妙法寺に所蔵の寿老人図は、頬のほのかな赤みがほろよい機嫌を彷彿とさせ、何とも微笑ましい作品となっています。蘇鉄図の力強さと対局にある緩やかな描線、温雅な寿老人の姿が心和む作品といえます。

竹図

中国の画家・董其昌(とうきしょう)の絵をまねて描いたものです。画面のどこかで絶えず動いて止まぬ竹の葉の描法は、まさに絶妙という表現に相応しい描写です。款記は「擬董其昌 虚洞写」、「虚洞」とは蕪村の号であり、京都東山三十六峰にちなんで三十六の号を使い分けていました。

元三大師おみくじ祈願所

元三大師良源(912〜985年)は比叡山延暦寺第18世天台座主で、比叡山中興の祖。如意輪観世音菩薩の化身として数多くの強い霊験を顕されたといわれています。
妙法寺には厄難災除・魔除守護の「元三大師降魔尊像」が奉安されています。降魔とは悪魔を降伏させるという意味で、厄除けの「角大師」として広く信仰されています。朝廷から「慈恵」の諡号を賜り、慈恵大師といわれます。正月3日に亡くなったので元三大師と尊称されるようになりました。
また、元三大師は、寺社仏閣で見られる「おみくじ」の元祖としても有名で、妙法寺は元三大師おみくじ祈願所となっています。

中讃エリアの中心に位置する好立地

丸亀市・坂出市・善通寺市・仲多度郡・綾歌郡からなる中讃エリア中心の丸亀駅近くに位置する妙法寺。
JR丸亀駅から徒歩4分、車でお越しの場合も坂出北IC、善通寺ICから約15分と、 アクセス良好です。

充実した近隣施設

丸亀城をはじめ、丸亀市役所や、丸亀駅、まちの駅秋寅の館など様々な魅力あふれるところに 「妙法寺丸亀さくら想苑」はございます。

丸亀城

JR丸亀駅

丸亀市役所

まちの駅秋寅の館